ヘアカラーの種類を比較|おしゃれ染め・白髪染め・自宅と美容院の違い
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ヘアカラーの種類には、おしゃれ染めや白髪染めのほか、ヘアマニキュア、カラートリートメント、一時染毛料、ブリーチなどがあります。それぞれ染まる仕組みや明るくできる範囲、色持ち、使用時の注意点が異なるため、名前だけで選ぶと希望した仕上がりにならない場合があります。
自分に合う方法を選ぶには、希望する明るさ、白髪のカバー度、色持ち、髪と頭皮の状態を整理することが大切です。また、市販品と美容院のヘアカラーには、手軽さや費用だけでなく、色の調整や塗り分けにも違いがあります。この記事では、代表的なヘアカラーの種類と選び方、安全に使用するための注意点をわかりやすく解説します。
ヘアカラーの主な種類と違い
ヘアカラーリング剤は、法令上、医薬部外品の染毛剤・脱色剤と、化粧品の染毛料に分けられます。一般に「ヘアカラー」は幅広い毛染め製品を指しますが、狭い意味では酸化染毛剤を指すこともあります。
まずは製品各種の違いを簡単に紹介します。
酸化染毛剤
酸化染毛剤は、医薬部外品の永久染毛剤に分類され、ヘアカラーやヘアダイとも呼ばれます。酸化染料や過酸化水素などの働きにより、髪を明るくしながら内部で色を発色させる仕組みです。発色や色持ちに優れますが、髪が伸びると根元との境目が目立つことがあります。
おしゃれ染めと白髪染めの多くは、どちらも酸化染毛剤です。使用前には説明書に従い、毎回パッチテストを行います。
ヘアマニキュアとカラートリートメント
ヘアマニキュアや酸性カラーは、化粧品の半永久染毛料に分類され、主に髪の表層へ色素を着色します。黒髪を大幅に明るくする用途には向きにくいものの、白髪や明るい髪では色が見えやすい方法です。カラートリートメントは、使用を重ねて徐々に着色する製品が多く、仕上がりや使用頻度には製品差があります。酸化染毛剤とは仕組みが異なりますが、皮膚トラブルが起こらないとは限りません。
一時染毛料
一時染毛料には、ヘアカラースプレー、ヘアマスカラ、カラースティックなどがあります。着色剤を髪の表面へ付着させ、生え際や分け目の白髪を隠したり、イベント時だけ髪色を変えたりする製品です。洗髪などで落ちるものが多く、継続的な染毛には向きません。汗や雨、衣類との摩擦による色移りにも注意し、目や顔へ付着しないよう表示された方法で使用しましょう。
ブリーチと脱染剤
ブリーチは髪のメラニン色素を薄くし、髪を明るくするための脱色剤です。色味を加えるヘアカラーとは役割が異なり、鮮やかな色を出す前処理として使われることがあります。脱染剤は、過去のヘアカラーによる染料を落とす目的で使われるものです。明るくなり方や毛髪への負担は、髪の状態と施術履歴によって異なります。複雑な履歴がある髪へ短期間に重ねて使うことは避けましょう。
おしゃれ染めと白髪染めの違い
おしゃれ染めと白髪染めは、法令上の分類ではなく、主な用途を表した通称です。どちらも酸化染毛剤である場合が多いため、白髪の有無だけでなく、希望する明るさやカバー度を基準に選びます。
おしゃれ染めの特徴
おしゃれ染めは、黒髪を明るくしたり、好みの色味を加えたりすることを主な目的とした製品です。明るさや色味の選択肢を重視したい場合に検討しやすいでしょう。ただし、白髪への染まり方は製品によって異なり、十分にカバーできないことがあります。少量の白髪を周囲の髪となじませたい場合は、おしゃれ染めやハイライトを含め、美容師へ仕上がりを相談する方法もあります。
白髪染めの特徴
白髪染めは、白髪と黒髪の色の差を小さくし、白髪を目立ちにくくすることが主な目的です。白髪へ色を入れやすいよう設計された商品が多いものの、染まり方は髪質や白髪の分布によって変わります。暗い色だけでなく、明るさや色味を選べる製品もあります。生え際や分け目は、塗布量や塗る順番によって仕上がりに差が出る場合があります。
白髪の量と希望色に合わせた選び方
白髪が少ない場合は、すべてを隠すのではなく、全体の色や明るい筋でなじませる考え方もあります。白髪をしっかり目立たなくしたいなら、白髪への染まりを重視した製品や施術が候補です。明るさとカバー力を両立しにくい製品もあるため、優先順位を決めましょう。黒染めや暗い白髪染めの履歴がある場合は希望色へ変えにくいことがあります。なお、白髪ぼかしの施術内容は店舗ごとに確認が必要です。
自宅と美容院のヘアカラーの違い"
自宅用は手軽さ、美容院は色や塗り方を相談しやすいことが特徴です。薬剤だけでなく、髪の履歴確認、塗布技術、放置時間の管理方法も異なります。どちらが常に優れているとは限りません。
自宅で染めるメリットとデメリット
自宅では予約や移動が不要で、都合のよい時間に染められます。製品価格を確認して選べる反面、手袋やケープ、周囲の汚れ対策が必要です。また、後頭部や根元へ均一に塗ることが難しく、色むらや塗り残しが生じる場合があります。使用量、放置時間、パッチテストを含め、すべてを自分で管理する必要があります。混合液の保存や再使用についても、説明書に従ってください。
美容院で染めるメリットとデメリット
美容院では、現在の髪色、白髪の分布、過去の施術履歴を共有しながら色を相談できます。根元と毛先を塗り分けたり、複数色やハイライトを取り入れたりしやすいことも特徴です。一方、自宅より費用と時間がかかる傾向があり、一度で希望色にできないケースもあります。美容院での施術でも、刺激やアレルギーを完全に防げるわけではありません。過去の異常は事前に伝えましょう。
目的に合うヘアカラーの選び方
希望する明るさ、白髪のカバー度、色持ち、手間、頭皮の状態を整理すると、ヘアカラーの種類を絞りやすくなります。過去の施術履歴と、今後どのような色へ変えたいかも考慮しましょう。
明るさや色味を大きく変えたい場合
黒髪を明るくする場合は、脱色作用のある酸化染毛剤やブリーチが候補です。鮮やかな色では事前のブリーチが必要になることもありますが、元の髪色や希望色によって異なります。黒染めや暗い白髪染めが残る部分は、明るくなりにくい場合があります。大幅な明度変更や色むらの修正は、美容院へ相談したほうが調整しやすいでしょう。
白髪を目立たなくしたい場合
まず、白髪をしっかり染めたいのか、周囲となじませたいのかを決めます。全体染めのほか、伸びた根元だけを染める方法や、一時染毛料で生え際を補う方法があります。白髪が少ない段階なら、おしゃれ染めやハイライトでコントラストを弱める選択肢もあります。色落ち後や根元が伸びた後の見え方まで考えると、手入れを続けやすい色を選べます。
色持ちと手軽さを優先したい場合
色持ちを重視するなら酸化染毛剤、一時的に色を変えるなら一時染毛料、徐々に着色したいならカラートリートメントが候補です。ただし、色持ちは洗髪の状況、髪の状態、色味、製品によって変わります。手軽さを比べる際は、染める時間だけでなく、パッチテストや汚れ対策も含めて考えましょう。使用頻度は各製品の表示を優先してください。
髪や頭皮への負担が気になる場合
毛髪の傷みと、皮膚に起こる刺激やアレルギーは分けて考える必要があります。頭皮に傷、湿疹、強い乾燥などがあるときは毛染めを避け、必要に応じて医療機関へ相談してください。酸化染毛剤でかぶれた経験がある場合は、自己判断で再使用しないことが重要です。植物由来、ノンジアミン、オーガニックなどの表示だけで使用可能とは判断できません。
ヘアカラーを使う前に確認したい注意点
特に酸化染毛剤では、アレルギー性接触皮膚炎に注意が必要です。これは成分に触れたことで起こるアレルギー性の皮膚炎で、過去に問題なく使えた人にも生じる場合があります。異常を我慢して染め続けてはいけません。
酸化染毛剤では毎回パッチテストを行う
酸化染毛剤を使う前には、同じ製品を使用した経験があっても毎回パッチテストを行います。実施時期や方法は製品の使用説明書に従い、自己流で時間や手順を変えないでください。テスト中に異常が現れた場合は洗い流し、その製品は使用しません。なお、異常が出なかった場合でも、その後の皮膚トラブルを完全に否定できる検査ではありません。
かゆみや赤みが出た場合は使用を中止する
毛染め中や毛染め後に、かゆみ、赤み、痛み、腫れなどを感じた場合は使用を中止します。軽い症状でも繰り返し使わず、症状が続く、または広がる場合は皮膚科を受診し、使用した製品を伝えてください。顔の強い腫れ、息苦しさ、全身に及ぶ症状がある場合は、速やかに医療機関へ相談しましょう。美容院でも異常を感じた時点で担当者へ伝えます。
使用説明書と髪の履歴を確認する
使用前に、対象となる髪色、使用できない条件、放置時間、使用量を確認します。過去のヘアカラー、黒染め、ブリーチ、パーマ、縮毛矯正の時期も整理しておきましょう。美容院ではセルフカラーを含む履歴と皮膚症状を正確に伝えます。製品同士を自己判断で混ぜたり、眉毛やまつ毛など認められていない部位へ使ったりしてはいけません。
ヘアカラーの種類に関するよくある疑問
ここでは、白髪染めの明るさやヘアマニキュアの安全性など、ヘアカラーを選ぶ際に迷いやすい点を整理します。
白髪染めで明るい色は選べるのか
明るめの白髪染めもありますが、白髪のカバー度や発色は製品と髪の状態によって異なります。白髪部分と黒髪部分で明るさに差が出る場合もあるため、明るさと白髪カバーのどちらを優先するか決めると選びやすくなります。大幅に明るくしたい場合や染毛履歴が複雑な場合は、美容院で仕上がりの見込みを確認しましょう。
ヘアマニキュアならかぶれないのか
ヘアマニキュアは酸化染毛剤と分類や成分が異なりますが、すべての皮膚トラブルを防げるわけではありません。酸化染毛剤でアレルギーを起こした人の代替候補になる場合はあるものの、成分と使用方法の確認が必要です。過去に強いかぶれを経験した人は、別の種類を試す前に皮膚科へ相談してください。
市販品と美容院用はどちらが傷みにくいのか
市販品と美容院用という区分だけで、毛髪損傷の程度を決めることは困難です。薬剤の処方、希望する明るさ、塗布範囲、放置時間、過去の施術履歴などが影響します。美容院では塗り分けが可能な場合がありますが、施術内容によっては負担を伴います。自宅では説明書を守り、すでに染まっている毛先へ毎回重ねる必要があるかを確認しましょう。
まとめ
ヘアカラーの種類には、髪の内部で発色する酸化染毛剤、主に表層を着色するヘアマニキュアやカラートリートメント、短期間だけ色を付ける一時染毛料、髪を明るくするブリーチなどがあります。おしゃれ染めと白髪染めは酸化染毛剤に含まれることが多いものの、主な用途や色の設計が異なります。
種類を選ぶときは、明るさ、白髪のカバー度、色持ち、施術履歴、頭皮の状態を総合的に考えることが大切です。自宅用と美容院施術にも単純な優劣はありません。酸化染毛剤では毎回パッチテストを行い、異常があれば使用を中止してください。過去のかぶれや複雑な染毛履歴がある場合、大幅な色の変更を希望する場合は、皮膚科医や美容師へ相談しましょう。